お家の快適性に大きく影響するものの一つに床材があります。
家の中にいる時間の多くを床の上で過ごしますよね。
床に座ってくつろいだり遊んだり、家事をする間は常に立っていたり。
快適で気持ちよく過ごせる床材として、わたしは無垢フローリングをおすすめします!
なぜなら、無垢フローリングには一般的に使われている床材では出せない、
大きな魅力が詰まっているからです。
今回はそんな無垢フローリングの魅力と選び方をお話しします。
それではご覧ください!
無垢フローリングとは
無垢フローリングは、天然の木から削り出された一枚板を使用して作られています。
他の人工材料を使用せず、木の自然な特性をそのまま生かしています。
対して、昔からある一般的な床材は、複合フローリングといいます。
複合フローリングは、何枚かの薄くした木板を張り合わせてブロック状にしたものです。
表面には樹脂などのコーティングやシートが貼り付けられています。
無垢フローリングは、人工素材では得られないその独特の香りや温もり、質感を持つ点で人気があります。スギやヒノキなどの木材がよく使用され、その香りや温もりが好評なんです。
ホワイトオークやチェスナット、アメリカンウォールナットなど、色んな種類があり、それぞれが異なる風合いや強度を持っています。 選ぶ楽しみがありますね。
コレ注意!!
複合フローリングには、床面になる部分にだけ無垢を使用したものもあります。
厚さにすると3~5mmくらいですね。
これを無垢フローリングです!というハウスメーカもあるとか・・・。
たしかに薄いですが無垢材は使われていますね💧
無垢フローリングの特徴とメリット
無垢フローリングは自然な美しさと独特の風合いが特徴です。
天然木なので、一つとして同じものがなく、その個性豊かな木目や色合いが空間に温もりと深みをもたらしてくれます。
木の種類によって異なる香りや質感も楽しめるため、五感で木の魅力を味わうことができます。また、消臭効果や防虫効果がある物もあります。
そして、最大の魅力の一つは、時間が経つにつれての色の変化を楽しむことができる点です。使うほどに深い色合いになり、木目が美しく浮かび上がるため、年月が経つほど魅力を増します。
これによって長く住むほどに味わいが増し、愛着も深まっていきます。
このように、無垢フローリングはそれぞれの木が持つ特性により、様々なデザインと質感を楽しむことができるんです。
種類とその特性
無垢フローリングには様々な種類があり、それぞれに独自の特性があります。
その特性には固さ、色合い、耐久性、手触りなどがあります。
例えば、オークやチェリー、ウォルナットなどの木材はそれぞれ独自の色合いや模様を持っており、部屋の雰囲気を大きく変えることができます。
オーク材は堅くて耐久性があり、重厚感のある色合いが特徴です。
一方で、チェリー材は紅みを帯びた暖かみのある色合いで、経年変化によりさらに深みが増します。
ウォルナットは濃い褐色が特徴で、高級感を演出するのに最適な素材です。
無垢フローリングのメリット
無垢フローリングは、その自然な美しさと耐久性が素晴らしいのですが、一方でデメリットもあります。
しかし、無垢フローリングの特性を理解し、適切な選び方やメンテナンス方法を知ることできちんと対応できるんです。
それでは、メリットとデメリットの両方をお話しします。
温もりと自然な質感
無垢フローリングは夏には部屋の湿気をよく吸収してます。
おかけでサラッとして程よく気持ちのいい足ざわりがします。
さらに、寒い冬の季節になるとさらに真価を発揮します。
空気をたくさん含んだ木材は、床下から伝わってくる冷気からの底冷えをしにくくします。家族が集まるリビングで、温かみを感じながら過ごすことができるんです。
これが複合フローリングだとこうはいきません。
薄い板を圧縮して張り合わせているので空気がほとんど含んでいないため、
床下からの冷気がダイレクトに伝わってくるんですね。
さらに、表面の塗料が冷えてより冷たく感じてしまうんです。
また、やわらかく触り心地が抜群なんです。
思わずスリッパ、靴下を脱いで裸足になりたくなります。
子どもたちが床に寝転んだり、座って遊んだりする姿を想像してみてください。
忙しい一日の後、リビングで靴下を脱いでリラックスする姿を想像してみてください
また、節や木目が自然に見えるため、視覚的にも心地よいです。
これにより、無垢フローリングの自然な質感は空間に温もりを与え、癒しの環境を作り出します。
無垢フローリングはホコリっぽさを感じさせない
無垢フローリングは静電気が発生しづらいのが特徴です。
静電気が発生しづらいということは、ホコリが吸着して積もっていくことが少なくなります。
また、無垢フローリングの表面は適度な湿度に保たれています。
そのため、わずかな湿気を含んでホコリが少し重くなります。
掃除をしても、掃除機や人が動いたときの風でホコリが舞ってしまうことも少なく、掃除がしやすくなるんです。
複合フローリングだと、表面のコーティングに発生した静電気でホコリが吸着されて積もりやすいんです。
掃除をしようとしても、風でホコリが舞ってしまい、掃除がしにくいですね。
ちなみに、舞ったホコリは静電気を帯びているので壁など他の部分にくっつきやすくなっています。
部屋の隅に丸まったふわふわしたほこりをみたことありませんか?
あれは、複合フローリングの静電気で集まったほこりなんです。
無垢フローリングのデメリット
このように無垢フローリングは自然な質感が魅力ですが、湿度の変化や傷つきやすさなどのデメリットがあります。
やわらかい素材のものだと、床に物を落とすと凹みや引っかき傷が付きやすいです。
しかし、適切なメンテナンスや対策を実施することで、それらのデメリットを軽減することができます。
度管理として、エアコンや加湿器を使用して室内環境を整える方法があります。
また、傷やシミを防ぐためには、可動家具の下にフェルトパッドを敷くなどの予防策が有効ですね。
無垢フローリングの選び方
最適なフローリングを選ぶには、いくつかの重要なポイントがあります。
木材の種類や特性の違いなどを知ることです。
木材の種類による違いと主な木材の特性
木材の種類によって、無垢フローリングの性能や見た目に大きな違いがあります。
木材ごとに硬さ、色合い、耐久性、加工のしやすさなどの特性の違いがあるため、選び方によってインテリアに与える影響やメンテナンスの難易度が変わる点が挙げられます。
例えば、オークやウォールナットは硬い素材なので傷や衝撃、防湿性や防水性に強く耐久性が高いです。それに比べて、杉やヒノキ、パインなどの針葉樹は柔らかい素材で保湿性が高いです。また、ウォールナットは深みのある色合いが人気で、高級感を感じさせることができます。
このように木材の特性を理解し、自分のライフスタイルや部屋の用途に合わせた素材を選ぶことが重要です。
暮らしに合わせた種類の選定
あなたが理想とする暮らしに応じた無垢フローリングの種類を選ぶことが大切です。
木材の種類によって色合いや質感、耐久性などが異なるため、選ぶ材種によって印象が大きく変わってきます。
例えば、耐久性と温かみのある家を重視するならオーク材が適しています。オーク材は温かみのある自然な色合いが特徴なので落ち着きと温もりを感じさせてくれます。
クラシカルな印象ですね。経年変化で美しい飴色に変わり、より一層の趣を楽しむことができますよ。
肌触りやリラックスできる家を重視するならヒノキ材がおすすめです。
ヒノキは心地よい香りが特長でリラックス効果があり、睡眠の質を向上させると言われています。
また、ヒノキ材の柔らかな質感と温かみは、素足で歩いても快適です。
上品な見た目と自然な風合いを持ち、リラックスできる空間にしてくれます。
他にも、パイン材は柔らかく温かみがあり、カジュアルで温かみのある雰囲気を感じさせてくれます。
ウォールナットは、深い色味と美しい木目から高級感と重厚感、アカシア材はその独特な模様と強い耐久性を持っていて、エキゾチックな雰囲気を与えてくれます。
このように、それぞれの木材が持つ特性を考慮して、自分が想像する暮らしに最適な無木材を選びましょう。
フローリング選びで変わる室内の印象
フローリングの選び方次第で、室内の印象が大きく変わります。トーンや木目の特徴によって、部屋が明るく感じたり、逆に重厚感を持った雰囲気に変わったりします。
フローリングは大きな面積を占めるため、影響力が大きく、室内の雰囲気を左右するんです。
例えば、明るい色のオーク材を使用すると、部屋が広々と開放的に見える一方で、暗い色のウォルナット材を使用すると、落ち着いた高級感のある雰囲気になります。
また、節の少ないものを選ぶとよりすっきりとした印象になります。
北欧風のナチュラルな空間を目指すなら、色味の明るいホワイトオークやパイン材がおすすめです。
アンティーク調のレトロな雰囲気を作りたい場合は、経年変化を楽しめるチーク材やウォルナット材が適しています。
無垢フローリングを生かしたインテリア術
無垢フローリングは、自然の温もりと素材感を最大限に活かすインテリアスタイルを創り出します。
質感や色味は、部屋全体の雰囲気を柔らかく、温かみのある空間に変える力があるからなんです。
無垢フローリングの独自の持ち味は他の素材では再現し難いため、配置する家具にも個性を与えます。
例えば、無垢フローリングとナチュラルウッドの家具をコーディネートすることで、統一感のある自然派インテリアの完成です。
さらに、観葉植物やファブリックのアイテムを取り入れることで、木の温もりを生かした癒やしの空間づくりが可能です。
無垢フローリングは、素材そのものの風合いを生かすことで、部屋がより一層心地良い空間となります。
無垢フローリングのお手入れ
無垢フローリングを長持ちさせ、美しい状態を保つためには、正しいお手入れと適切なメンテナンスが欠かせません。
しかし、特別なお手入れが必要というわけではありません。
お手入れ方法とキズやシミへの対処法
無垢フローリングのお手入れは、定期的な掃除と早期の汚れ対策が必要です。
日常的に小さなゴミや塵が蓄積すると、フローリングの表面を傷つけたり、汚れがしみ込んだりするからです。
また、早めに対処することで、大きな修繕を防ぐことができます。
例えば、こぼれた液体はすぐに拭き取ると良いでしょう。また、家具の移動時には保護パッドを使用して傷を防止することがオススメです。
定期的な掃除と早期の汚れ対策の実施ですね。
無垢フローリングに関するQ&A
無垢フローリングの魅力や特長についてお話ししてきましたが、ここからはよく聞かれる質問を紹介していきます。
無垢床でやってはいけないことは何?
無垢フローリングを長持ちさせるためには、避けたほうがいいことがあります。
例えば、無垢フローリングに過度な湿気や水をかけるのはNGです。
また、直射日光に長時間さらすことも木材が変色する原因になります。
無垢フローリングは何年くらい持ちますか?
無垢フローリングは、適切なお手入れとメンテナンスを行えば30年以上持つことがあります。種類によってはさらに長くもつことがあります。
また、傷や摩耗部分は削って修復することが可能なんです。
無垢フローリングの寿命を大幅に延ばすには、適切なケアを行うことがやっぱり重要なんです。
無垢フローリングを綺麗にする方法は?
美しさを長く保つためには、定期的なお手入れと適切なメンテナンスが重要です。
無垢フローリングは自然素材であるので、目立つ汚れや傷を放置すると経年変化とともに質感を損なうことがあります。
ホコリや小さなゴミがフローリングの表面に溜まるのを防ぐために定期的な掃除が必要です。
この際には、乾いた雑巾で乾拭きするか、微湿のモップを使用して優しく汚れを取り除きます。
中性洗剤を薄めた水溶液を使うとしつこい汚れも落としやすくなりますが、水分はしっかり拭き取るように注意しましょう。
もし、フローリングに傷がついた場合、小さな傷には、ワックスやオイルなどで簡単に補修することが可能です。
深い傷の場合には、専用のパテやサンドペーパーを使って修復します。
水拭きしてはいけない?
無垢フローリングは基本的に水拭きをおすすめしていません。
なぜなら、水分が木材に染み込み、膨張や変形を引き起こす可能性があるためです。
また、湿気が原因でカビや腐食のリスクも高まります。
無垢フローリングを長持ちさせるためには、乾拭きと適切なメンテナンスを行うことが重要です。
例えば、キッチンや浴室など水回りの無垢フローリングは、特に影響を受けやすく、水分が付着した状態が続くとダメージが大きくなります。
そのため、こまめに乾拭きや固く絞った雑巾などで拭いてください。
ベルズワークスが使う床材は?
これからの暮らしの中で長く肌に触れるものが優しいものであってほしい、
そして、温かく明るい家の雰囲気になってほしい。
この思いから、ベルズワークスが建てる家には基本的に無垢フローリングを使用しています。
種類は、主に肌触りがいい杉材とパイン材です。
降り注ぐ光を、床が適度に反射して部屋全体にいきわたらせています。
最後に
人工的でテカテカしたフローリングに比べて、無垢フローリングはやわらかくサラサラした優しい肌触りや自然の風合いが魅力的です。
無垢フローリングは、快適さと自然の魅力がる理想的な床材の一つだと思います。
価格は複合フローリングと比べてやや高いですが、その価値は間違いなくあります。
床材は家の快適さに大きく影響を与えるので、それぞれの魅力を知った上で検討していただければと思います。
できれば、実際に無垢フローリングを見に行って、手触りや質感を確認してみるのがオススメです。
ベルズワークスでは、使用する無垢フローリングを用意しております。
触って体験したい方はぜひお越しください!