家づくり全体の中で、意外と重要視されていないのが「コンセントの位置」です。
「コンセントの位置を制するものは、快適な暮らしを制す」
コンセントの位置は生活に直結する重要なポイントです。
なぜなら、日常的に使用するものだからです。
毎日使うものが、使いづらいと感じてしまうとそれが積み重なっていき、失敗した印象になってしまいます。
コンセントの位置は建てた後で変更するのは難しいんです。
ですから、家づくりを始めた今だからこそ知っておくチャンスです。
あなたの暮らしにあった位置にコンセントを配置すれば、ぐっと快適になります。
今回はコンセントの位置を決めるためのポイントをお話します。
それではご覧ください!
コンセントの位置で後悔するケース
欲しい位置にコンセントがない
欲しい位置にコンセントがないと、延長コードを使って部屋に電源を取る必要があります。
床の上を長いコードが這っているのは見た目がすっきりしていませんよね。
それに、コードに人や物がひっかかって転倒する危険もあります。
コンセントの口数が足りない
コンセントの口数が足りないと、やってしまうのがタコ足配線。
タコ足配線は配線が乱れるだけでなく、同時に使用する電化製品が多い場合だと安全性にも影響を与えてしまいます。
家具でコンセントが塞がれている
家具の配置を考慮せずにコンセントを設置すると、家具でコンセントが塞がれてしまうことがあります。
これではコンセントを使用することができず、使い勝手が悪くなります。
コンセントの位置を決めるポイント
自身の暮らしを想定する
どの部屋でどのような活動をするかを想定し、コンセントの位置を決めます。
家具の配置を考慮する
家具の配置を考慮してコンセントの位置を決めます。
家具のレイアウトが決まれば、コンセントの位置や口数を想像することができます。
特に、大きな家具や壁面に沿って配置される家具には、コンセントを多めに設置する必要があります。
テレビやソファ、ベッドなど、大型の家具はコンセントの位置に影響を受けやすいです。
家具の配置に合わせてコンセントを設置することで、
- コードが目立たなくなり、部屋がすっきりする
- 家具の後ろにコンセントが隠れてしまうのを防ぐ
- コードを無理やり引っ張ったり、踏んだりするリスクを減らす
使用頻度に合わせる
よく使う家電製品は、コンセントの近くに配置したいものです。
例えば、
- スマホの充電は、ベッドサイドやダイニングテーブルなど、よく使う場所にコンセントがあると便利
- 掃除機は、各部屋にコンセントがあると、移動の手間が省ける
- キッチン家電は、複数の機器を同時に使うことも多いので、コンセントの数や位置に余裕が必要
このように、家電製品の使用頻度に合わせてコンセントを設置することで、使い勝手が向上します。
また、コンセントの口数を増やすことも一つの手です。
部屋別・用途別の最適なコンセント位置の例
では、具体的に部屋別・用途別でどこにあると便利なコンセントの位置の例をご紹介します。
- リビング: テレビ、ソファ、照明、エアコンなど、多くの家電製品を使用する場所なので、複数のコンセントが必要です。ソファの近くにコンセントがあると、スマホやタブレットの充電に便利です。
- キッチン: 冷蔵庫、電子レンジ、炊飯器、食洗機など、多くの家電製品を使用する場所なので、複数のコンセントが必要です。食器棚や作業台の高さに合わせた位置にコンセントをつけると、調理家電を使いやすい場所に配置できます。
- 寝室: 照明、スマホの充電、加湿器など、意外とコンセントを使う場所。ベッドの両側にコンセントがあると便利です。
最後に
家づくりをしているときは、コンセントのことは考える機会はあまりないと思います。
まずご自身の暮らしを想定してください。
図面を見ながら家具のレイアウトを決めてください。
例えば、TVを置く場所には2口のコンセントでは絶対に足りない(わたしの実家はこれで失敗してます)ので
4口コンセントにするなど口数を増やす。
他にも、家電が集中してしまう場所やスマホの充電で使いそうな位置には口数を増やすなどです。
コンセントの位置は安易に決めてしまいがちです。
コンセントの位置を決めるのは人生でこれで最後だと思って、とにかく全力で決めてください。
実はこれが一番のポイントです。
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