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梅雨が来る前に知っておこう!カビの害から家族を守る5つの場所の対策法2024.06.20

梅雨が来る前に知っておこう!カビの害から家族を守る5つの場所の対策法

投稿日:2023.11.9
更新日:2024.6.20

「ウワッ、カビ生えるの早くない!?」
梅雨時期から夏にかけてはカビの発生が頻繁になり、我が家でもめちゃくちゃ悩まされました!
お風呂場なんて、何回掃除したのか分からないぐらい掃除しまくって、カビ取り剤(よくあるアレです)の詰替を常時4本ストックしてしょっちゅう使ってます。
あっちかけたと思ったら、次はこっちで発生!
こっちかけたらそっちで発生!
イタチごっことはまさにこの事ですよね。

あまりにもイライラするのでカビのことを調べて、発生する原因と対策を考えましたので皆さんにも共有したいと思います。
皆さんご存知のあの場所や、意外と忘れがちな場所なんかもあるので、この記事を読んでしっかりと対策していただきたいと思います。
ちなみに、カビは夏に発生しがちと思われているかもしれませんが、冬にも発生しやすい場所があるので気をつけてくださいね!
もちろんその辺りも説明していますので。

それでは早速いってみよー!

カビが生える原因とは

カビは、湿度や温度が高く、通気性が悪い環境で繁殖しやすい微生物です。
特に夏場の暑い気候や冬場の寒い気候ではカビが発生しやすくなりますので、冬だからといって安心はできません。
カビが発生する主な原因は以下の4つとりなります。

カビの胞子

カビの胞子は家中のいたる所に存在します。
胞子は人間の目には見えないので私たちは何気なく暮らしていますが、実は空気中を漂っていたり天井や壁などに付着しています。
どこかに付着すると根を張り繁殖してくのですが、それには条件があり、それが以下の3つの条件がそろう場所となります。

温度

基本的に20~30℃の環境においてカビが発生するので、ちょうど人間が生活しやすい温度となります。
これが厄介で、「過ごしやすいな~」って人間が思ってる場所は、カビも「過ごしやすいな~」って事で繁殖していきます。
住宅は人が住む以上、快適な温度で過ごさなければならないので、温度は対策のしようがないという事になります。

湿度

湿度が「70%」を超えるとカビが発生しやすくなるので、梅雨時期や夏はカビが発生しやすくなります。

栄養

カビも生物なので、繁殖するには栄養が必要となります。
カビの栄養になるものとは、ホコリや水垢、石鹸カスなどで、キッチンのシンクやお風呂場、排水溝などはこれらが満載となるので、一斉にカビが生えることになります。
その他に酸素も必要となるので、人間と同じような環境下でカビが発生することが分かりますね。
ちなみにカビは前述した栄養がなくても酸素だけで繁殖していけるので、人間よりも高い生命力を誇ります。

カビが発生しやすい場所

次にカビが発生しやすい場所を挙げていきますが、お風呂場などの代表的なものや、意外とここもそうなんだという部分もあります。
カビの発生場所を理解しておけば対策を取りやすくなるので、こちらでは場所ごとのカビの発生原因と対策の仕方を挙げてみますので、できるものから対策していただければと思います。

浴室

    カビの発生原因

  • 浴室は高湿度の環境であり、毎日水が多く使用されるため、家の中でカビの発生が一番多い場所となります。
    カビが生えない場所がないんじゃないかという程、様々な場所にカビが生えます。
    対策

  • 湿気を迅速に排出するための排気ファンを使用します。
  • 使用後、浴槽や壁、床、天井などの水を拭き取り、湿度を低く保つことが大切です。100均で水滴取り用のワイパーが売っていますので、それを使って簡単に水滴を落とすだけでも効果があります。
  • カビを予防できる薬剤がホームセンターなどで売られているので、それらを利用すると掃除の手間を減らせます。ちなみにうちではスモーク系の薬剤を定期的に使うようにしています。ま、それでもカビは生えてきますけどね…。

キッチン

    カビの発生原因

  • キッチンは調理と洗浄が毎日行われ、湿度が高く、食べ物の残りカスがあるため、カビの発生がしやすい場所となります。
    特に排水溝やシンクのサイドなどを気にしておいてください。
    対策

  • 調理後にキッチンを清潔に保ち、水滴や食べ物の残りをこまめに拭き取ります。
  • 換気扇のフィルターを定期的に洗浄または交換し、キッチンの空気の流れを遮らない事が重要です。

クローゼット

    カビの発生原因

  • クローゼット内は密閉され、通気が不足し湿気がこもりやすいため、カビが発生する場所となります。
    季節衣類や長期間保管されるアイテムにカビが発生しやすくなります。
    対策

  • クローゼット内に湿気を吸収する除湿剤を置きます。
  • 定期的にクローゼット内を清掃し、不要なアイテムを整理します。
  • これから家づくりをされる場合は、扉をつけないオープン型のクローゼットにするというのも一つの手です。ベルズワークスでもご提案をしており、採用される施主様も徐々に増えてきております。難点はクローゼットの中が丸見えになるので、いつも整理整頓しておかなければなりませんが、カビを生やさないためにもオープンクローゼットはオススメです。
  • 棚やハンガーラックなどを活用し、物は手の届く範囲に置くということです。「手の届かない部分=空気が循環しにくい部分」となりますので、そのような場所を作らないというのが大切です。よくある家づくりの失敗例として、クローゼットを広くし過ぎて奥から何でもかんでも詰め込んでいき、最終的に奥のものに手が届かずそのままになってしまうという事です。そうなると奥に追いやられた物や場所にはカビが生えてしまい、後でビックリという事が起こります。クローゼットは多ければいい、広ければいいというものではなく、計画が大事です!

窓枠や窓の周り

    カビの発生原因

  • 窓やサッシは結露が発生しやすく、湿度が上昇しやすいためカビが発生しやすくなります。
    特に冬場はサッシの下側に結露した水滴が流れ落ち溜まるので、カビが生えやすくなります。
    対策

  • 冷暖房の効果による温度差を減らすため、二重サッシやトリプルサッシを使うと結露しにくくなるのでカビが生えにくくなります。
  • 窓枠や窓の周りを定期的に拭き取り、乾燥させます。
  • カーテンやブラインドを長い時間開けて空気を循環させ、結露を減少させます。
  • ベルズワークスではカーテンを付けないという選択肢があります。もちろん家の中が外から見られないという条件は満たしています。信じられないかもしれませんが、カーテンを着けずに住まれている施主様がいらっしゃいます。カーテンがないのに家の中が見られない?そう思った方は「カーテンのいらない家を詳しく知りたい」とお問い合わせください。

ランドリールーム(脱衣所)

    カビの発生原因

  • ランドリールームではお風呂への出入りや洗濯機の使用により、湿度が上昇しやすく、洗濯機の周りや排水溝、壁などにカビが生えることがあります。
    対策

  • 洗濯機の排水ホースと給水ホースを定期的に点検し、漏水や詰まりを防ぎます。
  • 換気扇をつけ、ランドリールーム内を通気させ、湿度を低く保ちます。
  • 洗濯物を早めに取り込んで乾燥させ、湿度を低く保ちます。
  • 断熱性能を上げ、他の部屋との温度差をなくす。

梅雨時期にカビの発生を防ぐために気をつけること

部屋干しは除湿を心がける

雨が続くと、どうしても部屋干しをしないと洗濯物が溜まってしまって追いつかないので、部屋干しをされる方も多いと思います。
しかし、部屋干しすると湿度が上がるので、カビが生えやすくなります。
それを防ぐには除湿機を利用し、湿度をなるべく下げる事が大切です。

換気を心がける

晴れた日中には窓を開けて、家の中の空気の入れ替えをしましょう。
また、換気扇は忘れずに入れておき、なるべく家の中の湿った空気を外に排出しましょう。

空気清浄機を使う

カビの胞子は空気中を漂っている場合があるので、空気もしっかり清掃しましょう。
また、チリ・ホコリ・ゴミなどはカビの餌になってしまうので、空気清浄機を使い、空気の汚れをキレイにしておくことで、カビを少しでも防ぐことができます。

防カビ剤を使う

カビが発生しやすい場所の浴室でもお伝えしたとおり、我が家ではスモークタイプの防カビ剤を使用しています。
ホームセンターやスーパーなどで販売されている、「ルックPLUS おふろの防カビくん煙剤」を定期的に使っています。
ルックPLUS おふろの防カビくん煙剤

お風呂場のカビに効くオススメのカビ取り剤

UYEKI レッドジェル カビトルデスPRO

UYEKI レッドジェル カビトルデスPRO
お風呂場のパッキンは通常のカビ取り剤では取り切れない場合があります。
そんな時に活躍するのが、「UYEKI レッドジェル カビトルデスPRO」です。
有名なカビ取り剤のパッキン用でも取り切れなかったパッキンのカビが、これだとホントにキレイに取り切れます。
ジェルタイプなので液垂れもしにくく、狙ったカビをしっかり除去してくれます。
また、赤く色が付いているので、塗ったところが分かりやすいのもGOODです!
ホームセンターで売ってるかどうかは分かりませんが、僕はamazonで買いました。

DCM 大容量カビピカスプレー

DCM 大容量カビピカスプレー
業界で一番有名なあのカビ取りスプレーとほぼ同じ成分で、水酸化ナトリウムが0.8%と、有名カビ取りスプレーよりも強い!
それでいて価格は安いので、うちではたえず4本ぐらいをストックしてます。
梅雨時期はしょっちゅう使うので、安いのはありがたいですね。
使用時はしっかりと換気をしてくださいね!

カビ掃除の重要性

カビは、そこで暮らす人の健康と快適さに影響を及ぼすので、定期的なカビ掃除は非常に重要です。
なぜなら、カビが成長すると健康への悪影響が生じる可能性があるからです。

カビはアレルギー症状を引き起こすことがあります。
アレルギー性鼻炎、くしゃみ、目のかゆみなどの症状が現れ、生活の質を低下させます。
さらに、カビの胞子が空気中に広がり、吸引されることで呼吸器系への影響が懸念されます。
特に、アトピー性皮膚炎や喘息などの慢性呼吸器疾患を持つ人々にとって、カビは重大なリスクとなります。

以上のことから、カビを見かけたら早めに掃除をして除去しておくことが大切です。
もちろん普段からカビを発生させない対策が一番大切ですね!

まとめ

住宅内でのカビの発生は、健康、快適さ、住環境に影響を及ぼす重要な問題であることがお分かりいただけたと思います。
特に浴室、キッチン、クローゼット、窓枠や窓の周り、ランドリールームなど、特定の場所でのカビの発生が多くなります。
これらの場所でのカビの発生原因と対策を理解することは、カビ予防の第一歩です。
カビは健康へのリスクをもたらし、アレルギー症状や呼吸器疾患を引き起こす可能性があります。
また、建材や家具にダメージを与え、住宅の価値を減少させる可能性もあります。

カビの発生を住宅でどうにか抑えることができないかを考えると、重要なものとして上げられるのが「断熱」です。
結露を極力抑えるには、外気から影響を受けないように断熱性能を高めるという事が大切です。
そうすることで窓や壁の結露を十分に減らすことができます。
ベルズワークスの断熱に関しては以下の記事をご覧ください。
夏でも冬でも快適に過ごす「断熱」の重要なお話!2023.10.19夏でも冬でも快適に過ごす「断熱」の重要なお話!

これに加えて、二重サッシやトリプルサッシを付けることで、より高い断熱効果を得られ、結露によるカビの発生を抑えることができます。
あとはしっかりとカーテンやブラインドを開けて日光を家の中に取り込むと部屋の中の空気が温められ対流が起こります。
そうすると家の中の空気が流れるので、空気の循環が自然と起こります。

定期的な掃除ももちろん大切ですが、家事はなるべく減らしたいところですよね。
であれば、断熱に関して家づくりの際にしっかり考えておくと、カビ掃除という家事を軽減することができます。
ベルズワークスの家づくりに共感いただけた方は、ぜひ無料個別相談をお気軽にご利用ください。
まずはお話から始めましょう!

投稿者:朝倉蓮

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