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全館空調は良いのか悪いのか…2023.11.16

全館空調は良いのか悪いのか…

いつでも快適~✨
な全館空調、憧れますよね!
24時間365日快適な生活を送れる夢のようなシステム。
老後のことを考えると、「初期コストを増やしてでもやっておいた方がいいのかな~?」というご質問もいただいたことがあります。

そこで今回は「全館空調」について深掘ってみたいと思います。
では、いってみよー!

全館空調とは

「全館空調」とは、家中の空気を24時間快適に調整してくれるもので、まさに暑さ寒さ知らずな夢のようなシステムです。
ホテルをイメージしていただければ分かりやすいと思いますが、夏でも冬でも快適で、寝ても目覚めても心地よい温度で保たれていますよね。
それが自宅でも実現できるというものなんです。
以前のブログ記事で書いたヒートショック(部屋とお風呂との温度差で血圧が急上昇、急下降して病気を発症する)なんかも、防ぐことができるので大変ありがたいですよね。
お風呂で溺死!? ヒートショックを防げる家と、防げない家!2023.08.31お風呂で溺死!? ヒートショックを防げる家と、防げない家!

そんな夢のような「全館空調」にも、メリット・デメリットがあるので、順に見ていきたいと思います。

全館空調のメリット

家中が24時間365日快適に

やはり一番のメリットは何と言っても、一日中快適な温度・湿度で暮らすことができ、ヒートショックを予防できるという事です。
家の外が寒くても暑くても、家の中なら24時間365日快適に過ごすことができるというのは最高に幸せです!

空気がいつも清潔

24時間換気が義務化されていますが、全館空調にはさらに高性能なフィルターで、より一層家の中の空気をキレイに保ってくれるものがあります。
中には花粉やPM2.5などの有害物質を除去してくれるものまであるので、健康面でも有利となります!

家中スッキリ

部屋にエアコンを設置する必要がないので、壁・天井がスッキリします。
それにより、部屋の中のレイアウトの自由度が広がります。
「ここはエアコンがあるから本棚が置けない…。」なんて事がなくなるんです。
また、エアコンの作動音や吹き出し音がなく、静かな空間を手に入れることができます。

間取りが自由自在

通常のお家なら冷暖房効率を考えて、ドアや壁で仕切るのが当たり前ですが、全館空調ならドアや壁がなくても冷暖房効率は変わりません。
したがって、大空間の間取りも可能になり、より開放感のあるお家の設計が実現します!

エアコンからの開放

切り忘れがなく、各部屋の温度設定も必要ないため、エアコンの意識から開放されます。
子供が学校から帰ってきても快適、あなたが仕事から帰ってきても快適。
何も意識せずに快適な状態がいつもある、という幸福感は何にも変えられません。

全館空調のデメリット

メリットの多い全館空調ですが、もちろんデメリットも存在します。
次は全館空調のデメリットを挙げてみます。

設置コスト

建築時に費用がかかります。
全館空調のシステムに加え、ダクトの配管や設置費用なども必要になるので、エアコン以上のコストが必要になります。

各部屋の温度調整は不可能

家中の温度を一括管理するため、基本的には部屋ごとに温度を変えることは不可能となります。
極端な寒がりさん、暑がりさんが家族の中にいると不向きとなります。
さらに急速冷暖房も難しくなります。

電気代が上がる

通常のエアコンの運用に比べて、電気代は上がります。
通常のエアコンの使用量、家の大きさや性能、住環境によって変わるのでいくらぐらいと言うのは難しいですが、一般的にはエアコンより電気代は上がると言われています。
快適さや健康に対する対価なので、高いか安いかはご家族で話し合ってみて下さい。

故障時の備えが必要

エアコンも同じですが、いつかは壊れます。
電化製品は約10年で買い替えと言われているので、全館空調もやはり10~20年で壊れると言われています。
メーカーは10年で部品の交換やシステムの入れ替えを推奨していますので、その時にコストがかかることを頭に入れておかなければなりません。
エアコンであれば、修理が完了するまで壊れていない部屋で過ごせばやり過ごせますが、全館空調の場合はそういはいかず、家全体が寒く(暑く)なるので、壊れる前にシステムの入れ替えや部品の交換をしなくてはなりません。
普段からゆとりを持って備えや対策ができる人に向いてると言えるでしょう。

気密性・断熱性が必要

全館空調と言えども、気密性・断熱性が高くなければ十分な効果が得られないだけじゃなく、外気からの影響を受けやすくなるため、全館空調の稼働率が上がり電気代が高くなってしまいます。
しかし全館空調を設置する・しないに関わらず、気密性・断熱性は大切な事なので、しっかりと家族や工務店と話し合ってみましょう。

ベルズワークスの断熱に関しては以下の記事をご覧ください。
夏でも冬でも快適に過ごす「断熱」の重要なお話!2023.10.19夏でも冬でも快適に過ごす「断熱」の重要なお話!

ベルズワークスの家と全館空調との相性

ベルズワークスでは中庭付き平屋を建てられる方が多いのですが、実は全館空調との相性はかなり良いです。
2階部分の廊下やトイレ、洗面所、そして階段を減らすことができるので、その分体積を減らすことができ、電気代も減らす事ができます。
さらにLDKを仕切らず広く取れるので、開放感のあるお部屋を実現できます。

家の外側の窓を少なくすれば断熱性も上がるので、全館空調の効率も上がります。

ベルズワークスの平屋

まとめ:全館空調は良いのか悪いのか!?

「全館空調」は良いのは間違いなく、少なくとも健康面や快適さにおいては抜群の効果を発揮してくれるシロモノです❗
しかし、デメリットがある事もしっかり把握した上で、その対策ができる事が条件となることも事実です。
特にコスト面においてはしっかりと把握しておいてください。
初期コスト、ランニングコストをしっかりとかけられるご家族にはオススメですが、電気代や物価が高騰している現在では、安易に「オススメです」とは言えないところですね。
「全館空調いいですよ」という甘い言葉だけで取り入れてしまうと、思わぬ出費に後悔することになるかもしれないので、将来設計を見据えた上で家族にとって必要なものなのかどうかをしっかりと見極めていただくのが重要となります。

家族で話してもイマイチ話が進まない、もっと詳しい話を聞きたい、ザックリとしたイメージはあるけど実現できるかどうか不安、どんな土地を購入したらいいか分からない、などございましたら「個別相談」で一度お話してみませんか?
話をしてみてイメージができたという事も多くございます。
ご家族では分からなかった事、見えなかった形、将来のイメージを掴むために「個別相談」をご利用下さい。

個別相談のタイミングは早ければ早いほどいいです❗
もちろん土地を購入する前からがベストです。
その方が土地を安く手に入れることができますので😄

ベルズワークスでは、個別相談を受けたからと言って営業の電話をしたり訪問したりはございません。
お客様がベルズワークスを選んでくれるのを待つだけなので。
ですので、ご安心の上「個別相談」よりお申し込み下さいますようお願いいたします。

投稿者:朝倉蓮

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